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豪雨被災地でのボランティア②真備の皆さんの声

呉妹小学校でのアロマトリートメントでは、小さいお子さんを持つお母さん、家の片付けに追われるご年配の女性や男性、イベントの主催から運営まで大忙しの社協の方やボランティアの方と、実に様々な年代性別の方にお喜びいただくことができました。

実際に被災された方は、お顔はとても笑顔でいらっしゃるのですが、皆さん一様の肩に力が入っておられ、触れる腕からは心の奥の強張りがひしひしと伝わってきます。

 

あの日ここに避難してきたら、鍵が閉まっていて入れなかった。

仕方なく別の場所に避難したら、後から行政の担当者が来られ、「ここは避難所ではない!」とお叱りを受けた。

 

なんていう、災害が発生した時の混乱した状況を話して聞かせてくださる方。

 

 

前にも避難勧告とか出たけど大丈夫だったからと、今回もさほど危機感を感じていない中、ご近所が避難を始め、声をかけてくれたから避難できた。

 

という、ご近所の方への感謝の気持ちを口にされる方。

 

 

この日はイベントがあると聞いて、皆さん呉妹に帰ってきておられましたが、それぞれ別の場所に避難されておられ、

 

報道で真備が大変とのことで、真備にばかり支援物資が集まる。別のところに避難している私たちのところにはこんなに物が来ない。でも、避難場所となっている地域の方がとてもよくしてくださる。

 

との声もありました。

 

 

有名人が来た避難所と、報道に取り上げられない避難所、また避難所にはいらっしゃらず、自宅2階でブルーシートを敷いて生活していらっしゃる方などの間で、深刻な格差が生まれていることは、被災地以外の全国の多くの皆さんに伝えなければいけないと強く思いました。

 

 

そしてもう一つ、今後出てくる深刻な問題。

 

若いお父さんお母さん方にお伺いすると、多くの方が「もう真備には戻らない」とおっしゃるのです。

また自宅を再建したところで、元をどうにかしないとまた同じ状況になる。もう2度と家がなくなるのは嫌だから…

 

 

ただでさえ過疎が進んでいる中、真備のこの呉妹にとどまるとおっしゃるのはご高齢の方がほとんどです。

これから真備の町が、この呉妹がどうなっていくのかと思うと、何らかの対策を早急に練る必要があります。

 

 

今は町の再建に向けてやらなければいけないことがたくさんあり、皆さん気が張っていらっしゃいます。

元気出して頑張らにゃ!とにかくやらなきゃ!という感じです。

 

この状況が少し落ち着いてきた頃、きっと精神的な問題が出てくるだろうと思います。

 

 

 

少しづつ報道では取り上げられなくなってきました。

ですが、被災された方はまだまだ大変な状況に置かれています。

 

私も一度ボランティアに参加したから終わりではなく、一度でも参加したからこそ見えたことを心に留め、今後も何らかの形で真備の皆さんのお力になりたいと思います。

 

 

最後に…

「被災者の気持ちは、被災してない人には絶対わからない」

そうおっしゃった方の声が深く胸に残ります。